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2012-04-27 17:00 | カテゴリ:その他
土手の桜並木は、先週までのかすかな花色もなくなり、若緑の梢の下を散歩している人の姿が何だかスクリーンのように映ります。

日曜日には毎週必ず観る「日曜美術館」。
今週はセザンヌでした。

大分川河畔

セザンヌといえば、リンゴやオレンジなど色彩の鮮やかな果物たちの静物画が浮かびます。
「ナシとリンゴと鍋」も、ルーブル美術館で長い間釘づけになり眺めたこともありました。

セザンヌは生涯を通じて人物画は多くはなく、それは交際嫌いだったからとも言われているようですが、パリの官立美術館の入学試験に2度も失敗したのだとか。

図1

「玉ネギと酒ビン」などキッチンの食材のある風景。
静物に魅かれてでしょうか、セザンヌには親しみを覚えます。

テーブルの上には白い大きなテーブルクロスが広げられて、リンゴやオレンジ、玉ネギなどが無雑作に並べられている場面が「ちょっとひとついただきまーす」と手を出したくなるような、そんな静物画がうれしい!

でもセザンヌは、リンゴやオレンジなどのひとつの丸い形の中に、赤や緑や黄色などの多くの色彩があることに魅かれて、こうした静物を描き続けたようです。

プロバンス研修旅行

随分前のこと、「ハーブと香りの旅」を企画、お仲間のハーバリスト達とフランスの植物園巡りをしました。

家人の友達、デュルフェさん老夫婦の住むエクサンプロヴァンスも訪ね、ご夫妻の案内でこの街の隅から隅までガイドをしていただきました。

エクサンプロバンス

デュルフェさんのご自慢は、あの著名な画家のセザンヌがこの街の出身だということのようでした。

そして“セント・ヴィクトワール山”の見える丘の上に連れて行ってくださいました。
「いつもいつもこの場所からセント・ヴィクトワールを目前に描いていたそうですよ」と話してくれました。
丘の上から眺める四季折々に変化する山の姿は、セザンヌにとっても限りない描きつくせない題材だったのでしょう。

ズッキーニマルシェ

名画の中の名画とされる「セント・ヴィクトワール山とシャトーノアル」も久しぶりにテレビ画面で観ることができて、過ぎた日の旅とデュルフェさんご夫妻にお招きいただいたエクサンプロヴァンスのレストランのおいしいお料理のことや街の中心のマルシェの風景などを思い出しました。

パン屋

「セザンヌには教えられることも多い」とピカソも称賛したそうですが、あの時の旅ではピカソ美術館も訪ねたのでした。

海を見おろす庭の中に建つ像とその足許にローズマリーが濃い緑から清涼な香りが漂っていたことなど鮮やかによみがえりました。

ローズマリーの花




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